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イベント・講習会のご案内

作品写真 モードとしての編み物展

10月3日(火)〜8日(日)日本橋三越本店新館7階ギャラリー

第1部 今よみがえる究極のオートクチュール(1954-1975)
第2部 日本を代表するニット作家 広瀬光治・下田直子作品展


入場料:一般・大学生800円/高校・中学生600円
(小学生以下無料・税込)
午前10時〜午後7時30分
[最終日は午後6時閉場、ご入場は閉場30分前まで]

作品写真 作品写真 作品写真



それは、毛糸と針の美しい魔法。

2001年9月11日に勃発した「同時多発テロ」以来、アメリカは編み物がブームになり、ニットカフェやニットフェスティバルが大盛況になっています。
その背景には、編み物の持つイメージとして「心の温かさ」「手作りの贅沢感」「精神の安定」が人々の心と結びついたからです。日本でも去年の冬から爆発的に編み物がブームになってきました。本展は、日本の編み物を初めて「モード」として総合的に紹介する展覧会です。第一部は、編み物が全盛だった1954年から'75年に発行された300冊に及ぶ編み物本の中から、優れたデザインと技術を持った約100点を復刻し、当時のファッション解説と共に成熟した日本の編み物技術をご紹介します。第二部には、現在日本のニット作家として最高峰の、広瀬光治氏と下田直子氏の作品をご紹介します。たった一本の糸が編むことによって、創作という無限の可能性を引き出し、やさしく包み込まれるような美しい立体へと変貌する「編み物」の魅力を存分に楽しんでいただける展覧会です。

広瀬光治氏ギャラリートーク&サイン会
10月4日(水)・5日(木)
午前11時/午後2時
下田直子氏サイン会
10月6日(金)
午前11時/午後2時

屋上ニットカフェ開催 〜インストラクターと一緒に秋空の下、編み物を楽しみましょう〜
10月7日(土)8日(日)各日午前11時〜午後3時 本館屋上 ※雨天時は中止させていただきます。
各日とも『モードとしての編み物展』ご入場の方 先着500名に〔編み物キット〕を進呈いたします。

プロデューサーからのコメント

「モードとしての編み物展」は二部で構成され、約130体のトルソーがすべてニット作品を着用し展示される本格的な編み物展です。第二部の広瀬光治さんと下田直子さんの出品作品は皆さんもご存知なので省略し、第一部を解説します。出品作品は、日本ヴォーグ社が所蔵する1954年から1975年までの編物本など約300冊から展覧会用に97点を選抜しました。驚くことに、どのデザインも今の時代に十分通じるもので新鮮で楽しい作品ばかりです。特に、1950年代後半に手編み機で制作された「スレッド編」は、織りのように糸が混ざり合いスーツやワンピースが美しいシルエットになっています。また、小さなモチーフで綴られたウェディングドレスはこれから結婚される娘さんやお母様にお勧めです。圧巻なのは、ミニ全盛に作られたかわいい手編みのワンピースと展覧会のチラシにも使用されたサイケデリックなマキシドレスです。色使いの面白さもありますが、鈎針や二本針棒でこれだけの作品が出来上がる事に感動させられます。ファッションや編み物好きも、これから編み物を始めようかと考えている人も十分楽しめる展覧会です。(北上昌子)

展覧会プロデューサー:北上昌子プロフィール

1953年生まれ
1976年 朝日新聞東京本社入社。業務局、出版局をへて文化企画局勤務。

森英恵、三宅一生、ロミオ・ジリ、ジャンフランコ・フェレ他のファッションショーや、「オートクチュール100年展」「ロバート・メイプルソープ回顧展」など、主にファッションと写真の展覧会のプロデュースを担当。1994年 夫の転勤先であるニューヨークへ同行のため朝日新聞社を退社。1998年に帰国後、フリーランスとして「アロマと香り展」、「目撃者」、「世界報道写真展」他の展覧会の企画、プロデュースを行い現在にいたる。(編物歴は、小学2年生の時に母から教わり、現在まで自己流ですが続けています。)



主催:(社)日本編物文化協会  後援:(株)日本ヴォーグ社、(財)日本手芸普及協会
協力:オリムパス製絲(株)、クロバー(株)、ダイヤ毛糸(株)、内藤商事(株)、(株)ニッケビクター、(株)パピー、ハマナカ(株)、(株)ベルクリエイト、(株)元廣 ホビークラフト事業部、横田(株)(五十音順)