金沢若者夢チャレンジ・アート・プログラム 広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”

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プロジェクトリポート
終わりに向かっていく 二月

あられが降ったり、冷たい風が吹いたりと、寒さの厳しい金沢。しばらく減少傾向だった展示室を訪れる方々も再び増え始め、心配していた庭の花も何とか3月までには埋まりそうだ。残すところあと1ヶ月。長かったこのプロジェクトにも終わりが見えてきた。

■小中学校連携プログラム

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2月19日、この日は石川県立ろう学校の中学生16名と高校生11名を対象にワークショップが行われた。広瀬光治先生は最初に手話でご挨拶。その後、手話通訳をはさんで子ども達にレクチャーを行った。

 

ろう学校との活動は初めてとあって、アシスタントとして参加したメンバーは緊張気味だったが、参加者の顔を見ながら、手を見せながらの指導で、子ども達は一気に編み進めていく。

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編み上がる子ども達が少しずつ出てくると、出来上がった仲間のマフラーを三つ編みにしてボリュームのあるマフラーにしてみたり、この編み地で何か作れないか考えてみたり。それぞれに出来栄えを見せ合いながらのワークショップは終始和やかな雰囲気だった。

 

最後に出来上がったマフラーをつけて記念撮影。今回は特に一生懸命に編む彼らの姿を、展示室内にいた鑑賞者がゆったりと温かく見守ってくれていたのがとても印象的だった。こうして5月から始まった小中学校連携プログラムはすべて終了した。

■講演会の様子

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2月20日に行われたのは、日頃エブリデイ・ニット・プロジェクトなどで活躍しているメンバーがモデルとなり、アムウや広瀬先生のオリジナルニット、そしてメンバー自作のニットユニフォームをお披露目するという「ニットファッションショー」。朝からメンバーが集合し、30分刻みのスケジュールを確認する。

 

午前中は衣装合わせ、ウォーキングのリハーサルなどを行い、午後からいよいよファッションショーが開幕した。今回は男性メンバーの参加もあるということで、普段のフロアショーではあまり登場することのないメンズニットも登場。

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1巡目は発行前のアムウ3月号の最新ニットを紹介。手編みだけでなく、機械編みの作品なども含めた14点を披露した。広瀬先生は1点1点のポイントやテクニックを解説し、作品を紹介していく。

 

この日は整理券を受け取れた方以外にも、展示室いっぱいに鑑賞者が溢れた。鑑賞者がパビリオンを囲み、作家とメンバーが歩く、だんだんと展示室全体がひとつの作品のように見えてくる不思議な時間が流れた。

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2巡目、3巡目は広瀬先生のオリジナルニットのコーナー。空間の一部のような繊細なメッシュワーク、丹念に編み上げた美しいシルエットのニット、豪華なドレスなど20点が紹介された。

 

4巡目はメンバーが自ら編んだニットユニフォームを披露。編むのに苦労したこと、工夫したことなどを広瀬先生に各自報告すると、会場からは一人一人に温かい拍手が贈られた。写真は特別出演として登場した西山先生のアシスタントを務める林伸光さん。まったくの初心者ながら、この1年でセーターを編み上げるほどの腕前に!

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西山美なコ先生も自らデザインし、制作したニットで登場!裏メリヤス編みに穴を開けてラメ糸で縁取りをした模様が印象的。可愛らしいバルーンシルエットがとてもお似合いだ。

 

ファッションショーのフィナーレ。ニットユニフォームに身を包んだメンバーはとても誇らしげだ。最初は緊張で硬い表情だったメンバーも最後はリラックスして堂々と歩くことが出来たようだ。この美術館が展示室で初めて行ったというファッションショーは無事終了。この日展示室にいたすべての方にとって思い出深いイベントになったのではないだろうか。


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