金沢若者夢チャレンジ・アート・プログラム 広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”
広瀬光治+西山美なコ<br>≪ニットカフェ・イン・マイルーム≫(プラン)2009年

▲ 広瀬光治+西山美なコ
≪ニットカフェ・イン・マイルーム≫(プラン)2009年

「広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”」は、金沢21世紀美術館で展開される長期プロジェクト型展覧会です。美術館の展示室13において、広瀬光治と西山美なコ制作による作品≪ニットカフェ・イン・マイルーム≫が展開されます。

卓越した技術で独自のニット表現を展開するニット界の伝道師広瀬光治と、個人や共同体にとっての「あこがれ」や「理想」の世界を独自の造形言語によって追求してきた西山美なコ。二人のコラボレーションによって、「ニットカフェ・イン・マイルーム」という空間が展示室に作り出され、この場をプラットホームとして、鑑賞者に向けた様々な編物プロジェクト、ワークショップが展開されます。

一年間という長期プロジェクトを通して「編む」という行為や創造の意義、可能性を探ります。

▼プロジェクト参考資料

プロジェクト参考資料1 プロジェクト参考資料2 プロジェクト参考資料3  
広瀬光治と西山美なコの“ニットカフェ・イン・マイルーム”

[開催期間]

2009年4月29日(水・祝)
〜2010年3月22日(月・祝)

[会場]

金沢21世紀美術館 展示室13

[開場時間]

午前10時から午後6時まで
(金・土曜日は午後8時まで)

[閉場日]

毎週月曜日

金沢21世紀美術館

主催:金沢21世紀美術館

http://www.kanazawa21.jp/

共催:北國新聞社

協力:社団法人日本編物文化協会

[イベント情報]

2009年5月16日(土)

広瀬光治講演会「かぎ針編みのお話〜ニットカフェ・イン・マイルーム」[詳細]


展覧会・イベントについてのより詳しい情報は、金沢21世紀美術館ページ内の展覧会詳細ページをご覧下さい。

プロジェクトリポート
エピローグ 三月〜四月
プロジェクトリポート:写真 プロジェクトリポート:写真

合宿の前日である3月30日、今回のプロジェクトの記者発表が行われた。展示室の中央に建てられるパビリオンの模型を手に、記者の質問に答える西山美なコ先生と広瀬光治先生。

 

3月31日、合宿所となる金沢市創造の森へ移動。古民家を移築したこの施設は、手織りや染め、版画といった様々な創作活動をする為の設備が整っている。

プロジェクトリポート:写真 プロジェクトリポート:写真

研修開始。まずは空間全体をデザインする西山美なコ先生から、展示室の模型を使って全体の構想が説明された。この日はテレビの取材が2本入った。

 

次に一般来場者に編んでいただくお花の編み方を広瀬光治先生がレクチャー。まずはゆび編みからスタートした。

プロジェクトリポート:写真 プロジェクトリポート:写真

ゆび編みはスムーズに終了。長く編んだので個性的なお花が出来上がった。休憩を挟んで今度はかぎ針編みに挑戦。かぎ針を持つのが初めてというコアメンバーもいて、指導にも熱が入る。研修時間が終了してからも、手を動かし、夕食後や部屋に戻ってからも熱心に編む姿が見られた。

 

合宿二日目、この日は展示室でコアメンバーが着る西山美なコ先生デザインのTシャツ作りが行われた。きれいなピンクのTシャツに、パビリオンのシルエットをシルクスクリーンで刷っていく。

プロジェクトリポート:写真 プロジェクトリポート:写真

シルクスクリーンの作業は交代で行うため、手の空いたメンバーは引き続きかぎ針編みのトレーニング。二日目から合流したメンバーには、広瀬光治先生がゆび編みから指導。

 

編み物指導の合間に広瀬光治先生もシルクスクリーンに挑戦した。この後、広瀬光治先生は仕事のため残念ながら帰京。しかし広瀬先生が帰ったあとも、深夜までかぎ針のトレーニングに励むコアメンバーの姿があった。

プロジェクトリポート:写真  

合宿最終日、西山美なコ先生とともにプロジェクト全体のミーティングが行われた。最後に乾燥が終わったTシャツを着て記念撮影。